安曇野市では、オオルリシジミの保護をおこなっています。オオルリシジミとは、シジミチョウ科に属する蝶の一種で、ルリシジミより一回りほど大きいのが特徴です。長野県と九州の一部でのみ生息が確認されている絶滅危惧種で、マメ科のクララを唯一の食草とします。
安曇野オオルリシジミ保護対策会議による保護活動
1995年に設立された「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」の活動に、NACS-J(日本自然保護協会)が2016年に参加することで、安曇野のオオルリシジミの保護活動は、現在順調な活動経過を見せています。2017年に保護区内で観察された調査ごとの成虫の数は平均10個体でしたが、2019年には29.9個体まで増えています。近い将来、安曇野の美しい自然の中を、無数のオオルリシジミが飛び交う姿を目にすることになるはずです。